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Kota EzawaとJoseph del Pesco

一昨日は、Kota Ezawaさんのスタジオを訪問。
http://www.hainesgallery.com/Main_Pages/Artist_Pages/KEZA.bio.html
最新作を除く全ての作品を見せてもらいました。
ちなみに最新作はロブグリエ/アランレネの「去年マリエンバートで」を用いた作品です。
メディアの変遷と、表象システムの変遷、そして歴史そのものの変遷、という複数の要素をシンプルなアニメーションや平面作品に落とし込む方法は見事なものがあります。おもむろに彼は「BT」のアニメーション特集を見せてくれて、松井みどりさんのテクストは他のアメリカ人が書けない鋭い視点があると絶賛していました。それは本当に短い文章なのですが、松井さんはそこでEzawaさんの作品とウォーホル/能/ギリシャ悲劇との関連を指摘していました。歴史や社会のことばかり指摘されるので、こういう作品そのものの印象からアプローチしてもらえることは嬉しいらしい。ふむふむ。アニメーションについて話したり、モホリナギについて話したり、黒沢と小津について話したり、と普通にだらだら喋れて楽しかったです。日本に行って展覧会をするというプランで意気投合。なかなか有意義な時間を過ごしたように思います。

昨日はJoseph del Pescoとだべりました。
彼はCollective Foundationの主謀者です。
http://www.delpesco.com/
http://www.collectivefoundation.org/
常日頃持っていた疑問を、ぶつけまくり。
大体、社会運動と社会的なアートプロジェクトをどこで分けんの?とか、微妙に絡んだのですが、絡んでいるうちに意見が統一されてきて、なんか思いっきり仲良くなってしまった。これからの人生、彼とはまたどこかで絡むに違いない、と予感しています。
by madend | 2007-05-03 00:00 | 日々のできごと
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Asian Cultural Councilのグラントでアメリカに滞在中の遠藤水城によるキュレーター活動の日々。
by madend